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フリース【パタゴニア R2 R4】古着レビュー

ブランケットの上に丁寧に置かれたパタゴニアのR4フリースジャケットFashion
「最強」の名にふさわしい

今回はPatagoniaのR2とR4というフリースについてその魅力をお伝えしようと思いましたが、そもそもフリースとは?という疑問が浮かんでしまったため、フリースについて振り返るところからお伝えしようと思います。

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フリースの生い立ち

R2のロゴアップ。毛並みが気持ちよさそう
R2のロゴアップ。毛並みが気持ちよさそう

1979年にパタゴニアとモルデン・ミルズのコラボレーションによりポーラーフリースが生まれました。

モルデン・ミルズ(現在のポーラテック社)のCEOアーロン・フォイヤースタインはポーラーフリースの特許取得を拒否したことによって、この素材は多くの企業が安価に生産し広まることになりました。

パタゴニアがフリースの元祖。そしてそれを独占しなかったが故に今日のフリースの流行がある。

と思うと、アーロン・フォイヤースタインの英断には頭が下がります。

フリースって?

R4の内側。ポーラテックのタグ
R4の内側。ポーラテックのタグ

フリースとはポリエチレンテレフタラートで作られた柔らかい起毛素材の事です。

(ポリエチレンテレフタラート・・・略称はPETでペットボトルの名称の由来となっています)

ほとんどの製品の原料は石油ですが、一部ペットボトルをリサイクルした製品もあり、近年増加してきています。

メリット・デメリット

メリット

 -保温性が高い

毛足の部分に熱を蓄えるので毛足が長いほど保温性能は高い

 -速乾性がある

素材自体の疎水性が高い

(疎水性・・・水との親和性のこと。疎水性が高いと水と結びつきにくいことになる)

 -軽量

 -簡単に洗濯ができる

 -肌触りが柔らかい

 -安価

デメリット

 -静電気が起きやすい

 -火花によって簡単に穴が開く

 -洗濯による毛玉ができやすい

手入れ

フリースの質感を保つには中性洗剤を使いましょう。

柔軟剤も必須。静電気防止のため。

必ずネットを使用しドライコースで洗いましょう。

干す際は風通しの良い場所で陰干しが良いです。

乾燥機は縮みや変形の原因になるので使えません。

という特徴を持つフリース。

何となく知っていたものがこれでしっかり知識として蓄えられたのではないでしょうか。

続いて今回のメイン、PatagoniaのR2とR4というフリースについて紹介します。

今回購入したR2は2001年、R4は2005年モデルです。

R4について

先に入手したのはR4です。すでに廃番なのでもし状態の良さそうなモノがあれば先に入手しておきたいと思ったので。

後、2005年から軍にフリースを納品していたようなので開発に力が入っていたのではないかという勝手な想像からこの年のモデルを捜していました。

製品について

長短の繊維を混ぜたハイロフトのR2素材(リサイクル・ポリエステル40%を使用した7.4オンス・ポーラテック・サーマル・プロ)を内側に、13.5オンス・ポリエステル・ベロア(ポーラテック・ウインドブロック)のフリースを外側に配置して、その間に伸縮性のある防風性ラミネートを挟みました。

インプレッション

手に取ってみた第一印象は「軽い」です。

私が持っているどのアウターよりも軽いんじゃないかと思いました。

次に来たのは「ふわっふわ」です。

このフリースでハグされたらイチコロだと思いました。

実際着てみてもその軽さのおかげでアウターを着ている感覚は全くありません。

それでいて数分で上半身が暖かくなります。

暑くなるようであればポケットを開放すれば熱が逃げるので調整も可能です。

R4は防風性のラミネートが挟まれているので多少の風では熱が逃げることはありません。

街着としてはオーバースペックなくらいなので、これの下は薄手のスウェットかロンTくらいで私の住むエリアでは大丈夫じゃないかと思います。

サイズはLサイズを買ったので、170㎝ 65kgの私には大きいのですが、いざとなればチャンピオンの厚手のスウェットも着込めるし、アウターとしてしか使わないと思えば、許容範囲です。

R2について

R2の全体図
全体図。中心付近の色がおかしいです

R2は初期モデルで首の後ろの部分にもロゴが入る今となっては珍しいモデルです。

後、腕の部分の切り替えも特徴的。

なぜ初期モデルなのか。

お安く手に入る、単純に古着が好き、ほかの人と被らない、初期モデルは作りがしっかりしてそう(売らないといけないので作りにコストを掛けてそう)、という理由からです。

インプレッション

R4の後にR2に触れたので第一印象は、柔らかい、そしてさらに軽い、でした。

こちらは中間着として着るのでSサイズを購入。

ジャストフィットなんですが、ストレッチがきいているので動きに支障は全くありません。

ジッパーを上まであげれば首にフィットするので首元も寒くありません。

状態もすごく良くてとても20年前のモノとは思えないほど。満足度は高いです。

中は薄手のインナーにこれを着てアウターを羽織れば雪が降る寒さでなければ大丈夫です。

メリット・デメリット

デメリット

 -R4はアクティビティにはむかない
暖かすぎるがゆえに動いていると暑くなる

 -街着にしてはデザインが素っ気ない
そもそも街着用途ではないし、私のセンスの問題でもありますが。
今後の検討課題です。どう街着として違和感なく着こなすか。

 -サイズ感が年代やモデルで違いがあるので目的に合ったサイズを、古着を含めて探す場合は大変

メリット

 -この軽さと暖かさはメリットでしかありません

 -着てて「気持ちいい」という、服にこれまであまり求めていなかったものを体感した

入手性について

入手性に関しては毎年新型がリリースされているので数はあるように思います。

が、最新の人気のサイズ・カラーはすぐになくなるようです。

古着も人気のサイズやカラーは少なめで新品の半額くらいで良品が手に入ればオッケーという感じでしょうか。

レアなモデルにはプレミアも付くようなモノもあります。

レディースやキッズサイズが大丈夫な人は選択肢が広がると思います。

R2もR4も年代でロゴやカラーなどのディテールに違いがあったりするので好みのモノを探すのも楽しみの1つかもしれません。

まとめ

というわけで今回はパタゴニアのフリースついでにフリースのことについても紹介させてもらいました。

メジャーな製品ですし持ってる人も多いでしょうしレビューもそこら中に溢れているのですが、少しでも違った魅力を伝えられたら嬉しいです。

最強の中間着R2と今は亡き最強フリースのR4、どちらもハイパフォーマンスな製品なので、少しでも気になった方はこの機会に手に入れてみてはいかがでしょうか。

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