今回は番外編的な感じでカメラの紹介です。
久しぶりにカメラのボディ(本体)を入手しましたのでレビューしたいと思います。
ただし、10年以上前に発売のカメラですので何の新しさもありません。
買って届いたから使ってみて、感想を述べます。そんな回です。
”手軽に”、”財布に優しく”、”ちょっと本格的に”とバランスが取れたシステム構築には最適です。
多くの名機と言われるカメラたちが本当の伝説になる前に使うことができるのは今しかありませんので。
商品詳細
2009年9月に発売されたPanasonicとしては3台目となるマイクロフォーサーズ機です。
それまでの、どちらかと言えば一眼レフ機に近い見た目から、コンデジ寄りの見た目へ大きく転換した1台です。
そんなPanasonic DMC-GF1のスペックを現行の機種と比べてみました。
DMC-GF1 | DC-GF10/90 | DC-GX7Mk3 | |
カメラ有効画素数 | 1210万画素 | 1600万画素 | 2030万画素 |
撮影感度 | 標準:ISO100-3200 | 標準:ISO200-25600 | 標準:ISO200-25600 |
拡張:ISO100 | 拡張:ISO100 | ||
液晶モニター | 3インチ | 3インチ | 3インチ |
46万ドット | 104万ドット | 124万ドット | |
タッチパネル | – | 〇 | 〇 |
可動式モニタ | – | チルト式 | チルト式 |
シャッタースピード | 1/4000-60秒 | 1/16000-60秒 | 1/16000-60秒 |
(シャッター方式自動切り替え時) | (シャッター方式自動切り替え時) | ||
Wi-Fi | – | 〇 | 〇 |
幅x高さx奥行き | 119x71x36.3 mm | 106.5×64.6×33.3 mm | 124×72.1×46.8 mm |
重量 | 285g | 240g | 407g |
発売日 | 2009/9/18 | 2017/1/19 | 2018/3/15 |
やはり8年、9年経つとそれなりにスペックには差がありますね。
ただ、大事なのはどういう写りをするのか。
どんな画を出してくれるのか。です。
と、盛大に煽った後で申し訳ありませんが、実際に写真を何枚か。
レンズは標準ズーム、すべて加工なしの写真です。
なぜ今頃?
っていうところなんですが、
・10年以上前の機種なので、安く手に入る
・フルサイズほどの画質は必要ないけど、コンデジ以上の写りは欲しい
・持ち回りが楽
・撮影のプレッシャーも一眼に比べ小さい
・手持ちの機材で持っていないサイズ感
からです。
・10年以上前の機種なので、安く手に入る
中古なら数千円から見つけることができます。
標準のレンズを入れても2万円でお釣りが来ます。
このハードルの低さは大きなメリットではないでしょうか。
・フルサイズほどの画質は必要ないけど、コンデジ以上の写りは欲しい
ちょっとそこまでお出かけしながらあわよくば写真も撮りたい、という場面が多いのでそんな時にガチガチのフルサイズを持って出かけるのは面倒です。
かといってコンデジでは写真を撮ってる感じがでないので面白くない、スマホでいいのでは?となってしまいます。
そんな時にこのサイズのカメラだと、ちゃんと写真が撮れてクオリティも確保することができます。
・持ち回りが楽
ちょっと出かけるのに持っていくにはこのサイズがちょうどよいと思っています。
見た目もガチではなく、ちょっと持ち出してサクッと撮る。
そんなスタイルにはフィットすると思います。
・撮影のプレッシャーも一眼に比べ小さい
撮る方も撮られる方もこの見た目のカメラだとプレッシャーが少なくて良いと思います。
・手持ちの機材で持っていないサイズ感
フルサイズミラーレスの次に小さいのはネオ一眼なんですが、バッテリーの充電器が行方不明。
ちょうど中間が抜けていたのでマイクロフォーサーズのサイズ感は欲しいところを埋めてくれる感じになります。
なんだか”なぜ今頃”よりも”マイクロフォーサーズの利点”みたいになってしまいました。
GF1が良かったのは10年以上前の機種でどこまで撮れるのかっていうのを試したいという思いもありました。
数日使っての感想
電源はスイッチなのでON/OFFが明確
目で見なくても触った感触でON/OFFが分かるのでこれは便利です。
起動は早くすぐに撮影できる
新しい機種のほうが早いかもしれませんが、これはこれで起動から撮影までストレスを感じることはありません。
ボタンが多い
以降の機種はタッチパネル搭載により物理ボタンが減っています。
操作の明快さという意味ではボタンでの操作がやりやすいと感じます。
ファインダーがないのは残念なところ。
構図に集中できる
カメラを顔につけることで固定して手振れを軽減できる
などメリットはあるだけに。
オプションで外付けのファインダーはありますが、評判があまり良くなく追加での購入には至っていません。
後、コンパクトなカメラなのにあまりゴテゴテしたくないというのも理由です。
便利機能
シルエットモード
このGF1とGF2までにしか搭載されていないモードです。
心の中で”鬱モード”と呼んでいます。それくらい写りが鬱です。
全ての写真がどこか影を感じる写真になります。大好きです。
こちらはレンズは20㎜ f1.7、加工なしの写真です。
裏技?
隠しコマンドへ入る方法
メモリーカードを入れる
“AF/AE LOCK”と”DISPLAY”を同時に押しながら、電源を入れる
手を放す(押すのをやめる)
”DISPLAY”と”Menu/Set”と”Menu/Setの左ボタン”を同時押しを2回おこなう
PWRCNT:電源ON回数 |
SHTCNT:シャッター回数 |
STBCNT:ストロボ発光回数 |
まとめ
レンズ交換式のカメラを使ってみたい方には始めやすいと思います。
後々ステップアップした時のレンズの互換性などを考えてフルサイズの一眼を見据えたシステム構築を~
なんて思いますが、とりあえず使ってみて勉強していいなと思ってからでも遅くないと思います。
その時はこれをサブのシステムとして使えば良いのですから。
”手軽に”、”財布に優しく”、”ちょっと本格的に”とバランスが取れています。
最後に
こういったデジタルカメラはフィルムカメラのように何十年も使えるものではないと思います。
日本での本格的なデジタルカメラの普及は1996年といわれています。
20年以上が経過している今、実際に使うことのできる黎明期のデジタルカメラは貴重な存在となりつつあります。
動く個体が手に入るのはラストチャンスかもしれません。
多くの名機と言われるカメラたちが本当の伝説になる前に使うことができるのは今しかありません。
「あの伝説の名機を使ったことがある」という称号は近い将来確実に手に入らなくなります。
もし使ってみたいオールドなデジカメがある人は早めに動き出すことをお勧めします。
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