レザークラフト 革について 初心者へ向けた用語集

シワの入ったブラウンレザーWish list
これだけ覚えておけばとりあえずなんとかなるっ!

形から入るのが定番の私は先にレザークラフトの道具について調べていましたが、先に知るべきは製品となる革についてだったな、と思っています。

そこで今回は革について専門的な用語の説明とその種類について知り、共にその深淵の淵にたってみたいと思います。

レザークラフトに使う道具についてはこちらを

なめし


 動物の皮そのままであれば腐敗してしまうため、それを防ぐために行う防腐処理のことを鞣し(なめし)といいます。
なめす前のモノは「皮」、なめした後のモノは「革」というふうに変わります。
なめす方法は主にタンニンなめしとクロムなめしと呼ばれる方法で行われます。
なめしの定義として次の3つのものが挙げられています。
・耐熱性の付与
・耐酵素性、耐薬品性の付与
・革らしさの付与

タンニンなめし


 タンニンという植物性の化合物を使ってなめす方法です。起源は古代エジプトまでさかのぼる古くから伝わる方法です。

 ヌメ革


-タンニンでなめした革のこと。狭義では染色や表面処理をしていない革のことを指しますが、広く「タンニンでなめした革」のことをヌメ革と呼んでいます。

 タンロー


-タンニンなめしのろうけつ染めに使用できる革のことを言います。タンニンなめしの革を加工しやすいように脱色・脱脂して表面加工も施していない状態のモノのことです。

 オイルレザー

-タンニンなめしの際にオイルを染み込ませたモノ。そうすることで耐久性が増し、しっとりとした触り心地と上品な光沢が出るようになります。もうひとつの特徴は経年変化が楽しめることです。使い込むほどに味が出てきます。

 サドルレザー

-馬具用に作られた革のことですが、定義が狭すぎます。ヌメ革とほぼ同じ意味で使われていることが多いようです。

クロムなめし


 塩基性硫酸クロムという化学薬品を使ってなめす方法。100年ほど前にドイツで開発されました。
耐熱性、染色性、弾力性に優れています。

革の部位


繊維の走っている方向や絡み具合によって革の伸縮性や強度に違いが出てきます。以下部位ごとにその特徴をまとめました。

 ショルダー


-肩の部分。しわは多いですが繊維の密度は高く丈夫です。

 ベンズ


-背中から腰の部分。密度が高く厚みもあり丈夫な部位です。

 ベリー

-お腹から足の付け根にかけての部位。面積は非常に小さく、薄く伸びやすいのが特徴です。

 バット


-お尻の部分。ショルダーよりしわが少なくコシがあるのが特徴です。

革の大きさの単位


 10cm x 10cmを1dc(デシ)とする単位を使います。

革の厚さ


 1mmから0.5mm刻みで販売されています。厚い革を買って薄く漉くことも可能ですが均一に漉くにはかなりの技術が必要なので、初心者は決まった厚みの皮を都度購入するのが良いです。

革の銀面(ギンメン)・床面(トコメン)・コバ

 銀面

-なめした革の表皮のことをいいます。いわゆる表側ですね。

 床面


-反対に内側・裏側のことをいいます。

 コバ


-革を裁断した断面のことをいいます。ここの磨きの良しあしでモノの表情や耐久性が変わるほどなので、おろそかにはできない部分です。

革の色

 染色仕上げ

-染料を用いて革の繊維を染め上げる方法です。傷がつきやすく水濡れにも注意が必要です。繊維の中心まで染める方法を芯通し、中心まで染めないものを半通しといいます。革の質感・風合いを楽しめて、経年変化もします。

 顔料仕上げ

-顔料で革の表面に塗料を乗せるように着色する方法です。革の質感・風合いはなくなり、経年変化もしませんが、キズや水に強くメンテナンスも手間がかかりません。

牛革

 カーフスキン

-生後6か月以内の仔牛の革。採れる面積が小さく表面が滑らかで繊維も細い。肌触りが良く最上級の牛革として扱われる。特に3か月以内の仔牛の革をベビーカーフと呼びさらに希少。ヨーロッパではキップスキンもカーフとしてまとめる場合もある。

 キップスキン


-生後6か月から2年までの革。カーフスキンに次いで高級とされ、カーフスキンより密度が高いため薄くても丈夫さがある。カーフスキンより供給も安定している。

 ステアハイド


-生後2年以上の牡牛の革。3~6か月の間に去勢されている。一般的に牛革といえばこの種類。肉厚で丈夫でサイズが大きいのが特徴。

 カウハイド


-生後2年以上で出産経験のある牝牛の革。キップとステアの中間の質感。様々な製品に利用されるポピュラーな素材。

 ブルハイド


-生後3年以上経った去勢していない牡牛の革。最も丈夫で肉厚で固い。傷が多いのも特徴で汎用性は低い。


-ピッグスキンとよばれ表面に空いた3つの穴が特徴です。薄くて軽く、摩耗に強くて、通気性が良いです。国内で飼育から皮革にするまで生産できる数少ない革です。

-牛革と比べると強度に勝る革です。ホースレザーとコードバンと呼ばれる部位があり、ホースレザーは軽く柔らかい、お尻の部分の革を使ったコードバンは固くてハリがあるのが特徴です。

鹿

-ディアスキンとよばれ柔らかく柔軟性が高いのが特徴。強度も高く雨にも強い革です。

山羊

-ゴートスキンとよばれ独特な表面のしわが特徴で、薄くて高強度、手触りも良いのが特徴です。キッドスキンといわれる仔羊の革は高級品として扱われています。


-シープスキンとよばれています。キメが細かく薄くて柔らかいのが特徴ですが強度が低いです。生後1年以内の仔羊の革はラムスキンとよばれます。

まとめ

ということでレザークラフトを始めるにあたり革についてみてきました。

とりあえず広く浅く見ておくこと、専門的な言葉とその意味を知っておくことで疑問点をはっきりさせることができ調べるときにもスムーズになります。

困ったときの単語帳代わりに気になったページはブックマークしていきましょう。

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